夢の中でも見ていたい絵1000枚

The Cyclist

Mario Sironi(1865〜1961) イタリアの人なので、著作権切れが50年となり、ようやくネットで画像を出しても大丈夫 The Cyclist 1916年ちょっぴり暗めな感じがなんとも言えず惹かれる 通常、自転車ならば、軽快に移動する、または汗をかいて運動する そんな…

24枚目〜マリー・アントワネットの肖像を描くヴィジェ=ル・ブラン

新宿の東郷青児美術館で開かれているウフィツィ美術館自画像コレクション Marie Élisabeth-Louise Vigée Le Brun マリー=ルイーズ=エリザベート・ヴィジェ=ル・ブラン Self Portrait-1790 《マリー・アントワネットの肖像を描くヴィジェ=ル・ブラン》179…

23枚目〜ウルビーノのヴィーナス

Tiziano Venere di Urbino(ウルビーノのヴィーナス) 1538年 国立西洋美術館で以前見たウフィツィ美術館展 ティッツィアーノのこの作品は、ものすごくよかったティツィアーノの他の作品を見て、ふとこの絵がまた見たくなった しばらくはもう日本にはこない…

22枚目〜貴婦人の肖像(アンテア)

ナポリ・宮廷と美 カポディモンテ美術館展 <貴婦人の肖像(アンテア)>1531年〜1534年頃 Parmigianino (パルミジャニーノ) なんでも、当時イタリアを訪れた人が、大絶賛していたという 国立西洋美術館で現在開催中のこの企画展、とても素晴らしいなあ 新…

21枚目〜Fromme Kalender

Koloman Moser コロマン・モーザー 『フロンメのカレンダー』(1898年?1903年? ) 初めて名前を聞いた いいなあこういうポスター 専門の画家でないだけにアイデアも斬新だ カレンダーなのか こういうカレンダーなら欲しいなあ 「アール・ヌーヴォーのポス…

20枚目〜49th Secession Exhibition Poster

Egon Schiele(エゴン・シーレ) 《第49回ウィーン分離派展》1918年 夭折の若き天才 ナルシスト的な自画像が有名だけれど、このポスターもいいよなあ 松屋銀座「アール・ヌーヴォーのポスター芸術展」で8月25日〜9月6日の約2週間だけ開くのかぁ 行きたいけれ…

 19枚目〜Kleine Welten

小さな世界 Ⅱ 1922年の作品 ワシリー カンディンスキー WASSILY KANDINSKY, 母国語のスペルなら懐かしきロシア語のКандинский 「小さな世界」シリーズ全12点の中の2番目の作品 リトグラフ独特の色使いだよなあ 色の輪郭がくっきりしていて鮮やかで生き生きし…

18枚目〜 St Martin in the Fields

William Logsdail 1888年作品 テート・ブリテン所蔵 ロンドン1805年の海戦勝利を記念して造られたという大英帝国繁栄のシンボルであるこのトラファルガー広場で、作品完成数ヵ月前に、言論の自由を求めて市民と警官が対立した血の日曜日事件があったそうな …

17枚目〜Le Repos pendant la fuite en Egypte

Luc Olivier Merson 1879年〜1880年の作品 新約聖書のこのテーマの作品は数あれど、彼の作品が好きだなあ 宗教画は、その宗教性を超えたところに名画として存在する 130年も前の作品ちょっぴり幻想的 なぜか空を見つめ微笑んでいるスフィンクスがかわいい リ…

16枚目〜道路と土手と塀(切通之写生)

岸田劉生 1915年作品 重要文化財にも指定されている有名な絵 初めて見たのはいつの頃だったのか忘れたけれど 学校の美術の教科書か何かに載っていた記憶がある 今も見るたびに新鮮さを失わない 技術的にどうこうの問題ではなく 単純にこの絵から湧き出る力強…

15枚目〜Absinthe

Leonetto Cappiello(1875-1942) この人の珈琲のポスターは持っているけれど、これもいいなあ 酒は飲めないので、アブサンというリキュール、全く知らないけれど このポスターを見ると飲んでみたくなる 女性の視線と手がなんともかわいらしい おいしいでし…

佐伯祐三<テラスの広告>1927年 日本人離れしたこのタッチ好きだなあ当時のフランスがどのような街だったのか、知らないけれど この絵を見ると彼の愛したその街を見てみたくなる孤独を感じさせる作品が多い彼の中でも、これは少し明るめかな ユトリロを大好…

13枚目〜ソフィア・クラムスカヤの肖像

イヴァン・クラムスコイ 「ソフィア・クラムスカヤの肖像」 1882年 サンクトペテルブルグの国立ロシア美術館所蔵 昔のレニングラードという地名を捨て、サンクトペテルブルグに復活してからもう20年近いんだなあ 国立ロシア美術館展開催中、この1枚の絵を見…

12枚目〜The four rooms

1905年の「白い扉、あるいは開いた扉」から9年後の1914年 同じような絵を書き続けるハンマースホイ白い扉の作品と違って、ストレートに縦に扉を開ける なかなかこういう構図は思いつかない不思議な静けさは、次の部屋へと続く 椅子に目が行くけれど 視点はど…

11枚目〜「室内、ストランゲーゼ30番地」

1901年のこの作品、名画「海賊バカニーア」と対照的な静けさ その静けさは、ちょっぴりエドワード・ホッパーの作風に似ている気がする Vilhelm Hammershoi ヴィルヘルム ハンマースホイ この人も全く知らなかったけれど、1年半ほど前に見た展覧会の印象が未…

10枚目〜ロジーナ、カプリ

John Singer Sargent 1878年ジョン・シンガー・サージェント 同じカプリを描いてはいるけれど、楽しそうな後ろ姿 カプリにしては、真っ白い建物を描くのではなく、ほんの少しだけ、汚れが見える その汚れは決して汚らしいものではなく カプリの白い建物をこ…

9枚目〜カプリの階段

John Singer Sargent 1878年 ジョン・シンガー・サージェント 生涯独身だったという彼 女性の絵が多い彼の中で、この絵は人物が出てこないけれど、とても女性を美しきものと見ていたと思う そんな気がするどうしてこの絵を観ていると落ち着くのだろう そこに…

8枚目〜大工の聖ヨセフ

ジョルジュ・ド・ラトゥール Georges de La Tour 1642年ヨセフとイエスが描かれているのだけれど 一般人が観る場合、そんなことはどうでもいい 宗教画ではあるけれど、名画はその宗教性を越えて楽しめるヨセフだろうが、ヨーデル(♪ラーララリホ〜)だろうがヨダレ…

7枚目〜ジプシー女

Henri Rousseau1897年ちょっぴりマンガちっくなその絵は好き嫌いが激しそうルソーのこの絵は、すっとボケたライオンの目つきが可愛らしいリアリティのないタッチその静けさに月の明かりが闇夜を照らす本物は横幅が約2メートルもある大きな絵うちのこの…

6枚目〜海賊バカニーア

Frank Brangwyn フランク・ブラングィン 原題<The Buccaneers>1892年まったく知らなかったけれど この一枚を見て、時間は止まった許されるならば1日中眺めていたい 目を閉じるだけで、もう一つの世界にトリップする 実際はとても大きな絵 ビビットな色使…

5枚目〜洗濯女〜

LA BLANCHISSEUSE(洗濯女)1889年〜ロートレック〜他のタイトルはなかったのかとつっこみをいれたくなるタイトルバーンズ所蔵の同じくロートレックの「モンルージュにて〜赤毛のローザ」と 同じモデルだけれど、テーマが違うのかな ずいぶん雰囲気が違う ど…

4枚目〜Divan Japonaise, 1893

手元にある集英社の1970年発行の画集は、彼の言葉で始まる 観念の産物ではなくて ほんとうのものをぼくは描こう務めた でもそれだけではたぶん不完全だ みにくいものを ぼくが気に入って描くはずはないからだ ぼくはそいつらにおどけた筆で 愛嬌をつけ まる…

3枚目〜L Voisin Cafes And Chocolats

1935年の作品らしいのだけれど、いくら調べても同じようなものしかヒットしない Noel Saunier氏の作品気にいって大きなポスターを買った これを見ながらコーヒーを飲むのがとても好きだ珈琲、コーヒー、coffee どれも同じだけれど、 珈琲と書くのが好きだ JA…

2枚目〜chatnoir

Theophile Alexandre Steinlenいつ描かれたものなのかは、はっきりしないらしい 1923年に亡くなっているので、最低でも90年近くは前になる特別に猫が大好きというわけではないのだけれど この猫の絵は好きだなぜ気に入ったのかは自分でもわからないけれど 余…

1枚目〜美しき女庭師(1507年)

RAFFAELLOの傑作というだけでなく、世界有数の中でもトップクラスの名作だと思う この絵を見ていると、心が休まる どんなに焦っていても どんなに疲れていても この絵を見ると、全てが安らぎの境地に入ってしまうこの絵が日本に来たならば、 ものすごい行列…