16枚目〜道路と土手と塀(切通之写生)
岸田劉生 1915年作品
重要文化財にも指定されている有名な絵
初めて見たのはいつの頃だったのか忘れたけれど
学校の美術の教科書か何かに載っていた記憶がある
今も見るたびに新鮮さを失わない
技術的にどうこうの問題ではなく
単純にこの絵から湧き出る力強さ
それを味わいたいと思うたびに、国立近代美術館に赴く
どうしてこの絵に惹かれるのかわからないけれど
この丘の向こうを見てみたい
あと少しで見えるんだ
飾り気のない道
迷いのない空
ためらいのない明かり
たった一枚の絵を見つめる
目を閉じる
そこに当時の代々木の土手が浮かび上がる
この丘と同じ空気を味わいたい
上ってみたい
土の香りを嗅いでみたい
本物のこの絵を見るたびに
静かで、そして爽やかな涙が頬をつたう
力強く光り輝く太陽の音が聞こえる
自分も上りたい山がある
向こう側を見るために
この絵を見つめ歩き続ける
アル・ジャーディンの笑顔がたまりません度 ☆☆☆☆☆
ブライアンはいつもこんなんなのか度 ☆☆☆
シンプルなギター楽しさ抜群度 ☆☆☆☆