The Cyclist

Mario Sironi(1865〜1961)
イタリアの人なので、著作権切れが50年となり、ようやくネットで画像を出しても大丈夫



The Cyclist 1916年

ちょっぴり暗めな感じがなんとも言えず惹かれる
通常、自転車ならば、軽快に移動する、または汗をかいて運動する
そんなためのもの
にもかかわらず、彼はなんとダークなイメージを描くのか
彼の他の作品を見ると、社会風刺的なものを描きたかったのか、暗めのものが多い



これも上と同じタイトルで同じ年

彼は自転車に何を思い、何を見ていたのか
自転車が好きだったのか、嫌いだったのか



Urban landscape


一見のほのぼの系な気もするが、笑顔は描かれていない
このモデルさん
どのような表情を想像させたかったのだろう

自分が最も好きなデキリコと同じ匂いを感じる
音のない音楽
静かな世界
そこに動きはあるのだけれど、その静かさに気温はない
無機質な冷たさ


彼の伝えたかったものは一体なんなのだろう