21枚目〜Fromme Kalender

Koloman Moser コロマン・モーザー 
『フロンメのカレンダー』(1898年?1903年? )
初めて名前を聞いた
いいなあこういうポスター
専門の画家でないだけにアイデアも斬新だ


カレンダーなのか
こういうカレンダーなら欲しいなあ
アール・ヌーヴォーのポスター芸術展」ますます行きたくなるなあ


砂時計がちょっぴりエキゾチックな知性を誘う
髪飾りは華美でない最低限の花
女神の彼女、その視線は砂時計にはない
もう少しで砂が落ち切ろうとしている
何かが終わろうとしていることを暗示しているのかなぁ
遠くを見つめている
そのさりげない視線が不思議な静けさを誘う
欲しいねぇこのポスター



オレンジ色もいいなあ


砂時計は時を計る
教会や神社の鐘などとことなり、静かに時を待つ
その時が来ても、誰にも知らせようとはしない
見ているものだけが、その時を知る
静かに時を伝えるその砂時計
逆さまにすれば、また同じ時が流れる
逆さまにすることができるのは、砂時計を持つ人
その時、砂時計を自らの手に持つ人のみが、その後の時をスタートさせる
自らの意思で時を計る


機械式の時計と異なり
1分たったからと言って秒針は帰ってこない
残りの時間を目で見ることができる砂時計
残された砂を見つめ、流れゆく時を想像する


残された時間
あなたは何をするのだろう
もとに戻そうとすることができる時間
あなたは何をするのだろう




きれいに動いていてびっくり度  ☆☆☆☆
軽やか爽やかほのぼのギター度  ☆☆☆☆
おまけのフルートそよ風度    ☆☆☆