ダルマ自転車

現代版のダルマ自転車
よくまじめにつくったものだ
スポークだし
特注のハブなんだろうなぁ


移動手段としての快適さを追求し、自転車は生まれたはず
これを見る限り、快適さには程遠い
100%遊び
遊び心にあふれていて素敵だ


本来の目的を持たず、利用者独自の目的のためだけに造られるもの
誰のためでもない
自分のためだけのもの
自己満足の完結
趣味の世界


物があふれるこの時代
そこにあるのは作る側と買う側に分かれた上での既製品にあふれている
作る側は誰かのために、悪く言えば売るために作られたものであふれている
分業の発達した現代で言えば、それは当り前なのかもしれない
買う側にいるということは、市場に与えられた物から、好みにあうものを選んでゆくということ


確かに、好みの物を自分ですべて賄うのは難しい
けれども、好みの物を、市場に与えられた物の中から「選ぶ」のではなく
純粋に自分が欲するものを「作りだす」
そういう積極的な行為も時には必要なのではないかと思う
先に「物」があるのではなく、先に「欲する気持ち」
本来の順番はそこにあると思う


それがどんな小さなものであっても
そういう物がもっとたくさんあってもいいのになと思う
それはとても大切なことなのではないかと思う



爽やかみずみずしさ度   ☆☆☆☆
まったりこってり度    ☆☆☆
ボビハチが泳ぎまくる度  ☆☆☆☆☆