ミュージカル⑫

ミュージカルはどうして日本で一般うけしないのか


先日からの続き


最後に思いつくのは、地形による違いかな


日本は山が7割位の割合を占める
確か小学校でそう習った


山が殆どをしめるその風土
地平線を見ることができるの場所は日本ではほとんどないと思う
北海道くらいかな
ほとんどは山が見えることになる
平坦な場所と仮定して、平均身長の目線から見渡せる地平線までの距離は約4km
8km×3.14≒25km
約25km四方の街の向こうのどこかには山が見える
山の高さを考慮すれば、もっと広範囲になる
山の向こう側
その向こうには、またきっと山がある
またそういう地形で暮らす日本は農耕民族
歴史的にも決して狩猟民族のDNAは持ち合わせていない
街中で暮らす人にとって、畑や田んぼを耕がす経験は持ち合わせていない
けれども、どこかに行けばいつでもそれを見ているし、イメージできない人はおそらくいない
畑や田んぼを耕すリズム
そこから生まれるリズムはミュージカルのそれではない
そこから生まれるリズムはゆっくりとしたもの
8ビートや16ビートなんてありえない
演歌がよく似合う時間の移り方


山を歩くその歩調
そして四季のある日本独特の美しい山の風景
東山魁夷の描く霞がかった荘厳な山の姿
そこから生まれるリズムはミュージカルのそれではない
♪きこりは木〜を切る〜
そんなメロディーがよく似合う


普段の生活で目にするもの
小さなころに体験した風景
風土が醸し出す独特のリズムとメロディー
そういった外部環境の影響も、日本でミュージカルが一般うけしない理由にもなるのかなと思った




CDでは味わえない映像の楽しさがある度   ☆☆☆☆
今回はJAZZ版だけれど、他のもいい度    ☆☆☆
見てね見てねの視線たっぷリ度       ☆☆☆