見えない光
ブラウン管テレビに携帯カメラを向けると、横に黒い線が入ってしまう
裸眼では見えないものが、携帯カメラのレンズを通すと見えてくる
その理由はなぜなのか、気になっていたので調べると、ブラウン管テレビの仕組みは、まずスキャナーで図面を読み取るように信号を送り、人間の残像を利用して何度も新たな信号を送り続けることにあり、デジカメ等のレンズを通すと、その残像表示がずれるからだとか、わかったようなわからないような、そんな理由らしい
とりあえず、なんとなくではあるが、納得した
人間の目では見えないものが、ふとしたきっかけで目に見える
なんとなくうれしい
そうすると、次なる探求が始まる
家庭にある家電製品のリモコン
リモコンの先にある小さな麦球のようなもの
あれはいっこうに光らない
赤外線らしいということは聞いたことはあるが、何とかして見られるのではないか
見えないものは見たくなるのが人の常
さて…
iPhoneのカメラを起動して、リモコンを付けてみれば、白く光って見える見える
もっと強烈な光なのかと期待していたけれど、案外普通の光なので少しだけ拍子抜け
けれども、今まで見えなかった光が見えたのはちょっと嬉しい
なぜ見えたのか気になって調べると、知らないことがいろいろ出てきた
人間の目に見える範囲の光は、波長の一番短い紫から波長の一番長い赤まであるそうな
それで、目に見える紫よりもさらに波長が短く、可視帯域の外にあるのが紫外線
そして、目に見える赤よりもさらに波長が長く、可視帯域の外にあるのが赤外線
そういうのだそうな
知らなかった
携帯カメラなどのレンズは、肉眼でとらえるよりもさらに長い波長をとらえることができるそうな
そのため、レンズを通すと液晶にその光が表示される
なるほど
赤外線というものは、特殊カメラを使えば赤っぽく見えるのかと勘違いしていた
そういえば、暗視スコープは、別に赤く見える訳じゃないしなぁ
昔見た、ルパン三世だかに、特殊メガネを使って縦横無尽に伸びる赤い光の間をよけながら、お宝に向かう映像が目に焼き付いていたんだけど、あれは何だったんだろう
確か「オーシャンズ12」でも、犯人が特殊スコープをかけて赤い光の中を、踊りながらよけて、見事に進入していた美しい映像を思い出すんだけれど、あれも赤外線にわざと赤い色を付けたスコープなのかなぁ
良く考えれば後からわざとスコープ上で色を付けるなら、見やすければなんでもいいわけで、別に赤くする必要もないと思うのだけれど…
小さい頃からの思い込み
ふとしたきっかけで、間違いがあったことに気付く
ちょっぴり恥ずかしいけれど、ちょっぴり嬉しい
古いも新しいもない音楽は常にリアルタイムだ度 ☆☆☆
腹からの叫びがまったりシャウト度 ☆☆☆☆
叫んでもなぜか優しさペイソス度 ☆☆☆