1つの命

シルクのドレス
それは、小さな小さな贈り物
鳥がほお張ることのできる
小さな小さな贈り物


シルクのドレス
それは、静かにそよぐ秋の風
やがて来る冬の白い雪を待つ
静かな静かな秋の風


シルクのドレス
それは、妖精が踊る森の中で静かに彷徨う
木漏れ日の光を浴びて、泉の湧き出る森を彷徨う
静かな静かな吟遊詩人



シルクのドレス
それは、白くて透き通る純潔の輝き
これからおこるであろう、様々なことを羽のようにただよい歩く
白い白い純潔の輝き



そのなめらかな身のまといは
小鳥の微笑みを持つ
やがて大きな大きな想い出となり
そして春を迎える
人々のいる街もただよいながら
赤や青、緑やオレンジ、黒や黄色
様々な色に変身することができるだろう


そのやわらかいふるまいは
手に取るものに優しさを思い起こす
やがて大きな大きな空を見上げ
そして夏を迎える
雲のいる大空を羽ばたきながら
透明なドレスで
空を自由に旅するだろう


一日遅れたけれど
シルクのドレス
ありがとう


心とともに
君の瞼に乾杯



静かなコルトレーンも良い度    ☆☆☆☆☆
静かな中に情熱の激しさを感じる度 ☆☆☆☆☆
常に真剣なのだ度         ☆☆☆☆☆