民族と言葉③

民族と言葉
昨日からの続き


そのなかでも方言
方言、それは地方独自の言葉
地方といっても、山間部、都市部様々
それゆえ、方言も山間部の方言、都市部の方言が様々


方言が生まれる理由
その地方独特の言葉
山間部だけに着目すれば、おそらく、周囲の環境が影響していると思う
自然の流れに素直に暮らしていく
陽が昇るとともに活動し、陽が沈むとともにその日の活動を終えていく
シンプルな時の流れ
それがそこで生活する人々の価値観を支え、それが言葉にも影響すると思う


では都市部の方言はどうか
例えば大阪弁
大阪弁が自然に影響したものとは考え難い
都市部で、人口が集中すれば、雑多な価値観が集まるはず
そうすれば、方言は出にくいはず
とすれば、周囲の環境が方言に影響しているのではないはず


ならば都市部の方言
それはどこに理由があるのか


価値観が同じであるという究極の状態が存在すると仮定すると、思考過程、思想、そういったものも共通化し、極論すれば、言葉は不要になってくるはず
だって、起きている現象に対し、そこで生活する人々は、同じ気持ちを抱くだろうから


当然ながら、そのような価値観が同じになる究極の状態は、存在しない
けれど、それに近い状態であれば、言葉は少なくなるといえると思う
すなわち、価値観の相違が激しい都市部よりも、意志疎通の手段としての言葉は、こみ入ったものにならなくなる
文法だって、省略化され、通じるに不便の無い程度の言葉になるはず
多分そうなると思う


価値観の相違が激しい都市部とあまり激しくない都市部
そこに都市部の方言が生まれる差があるのではないか


大阪
行ったことはないので想像だけれど、価値観は比較的共通なのではないだろうか
少なくとも、東京よりは、同じ価値観を持つ者どうしの比率が多少なりとも高いのではないか


価値観の共通する都市
文化的共同体としての民族を形成しているといえる都市


言葉と民族
難しいなあ
また、明日以降の思索に続く


白い髪は、白髪ではありません度     ☆☆☆☆
中低音の叫びがまったり度        ☆☆☆
口とんがらせても悪い人じゃありません度 ☆☆☆