危険を察知する知識

昨日からの続き

危険を察知する能力
それは本能なのか

これをしたら痛くなるという感覚は、経験したから覚えている
それは知識
痛いという感覚と危険と感じる能力
これらは別物だけれど、これをしたら痛くなる可能性が高いから危険
そういう関係なのかな
だとすれば危険も経験から学ぶもの
本能ではなく知識

小さい子を前に乗せて運転している自転車
小さい子は笑っている
今の自分だったら、同じような姿勢で自転車のハンドル付近に座ることは怖くてダメ
他人が運転する自転車の走行に対し、自分の体重移動が自然に出来ないと思う
転ぶ可能性が高いという危険を感じてしまう
けれども小さい子は、その危険をおそらく感じていない
その差は経験の差

例えば車の免許をとりたての頃
慣れていない人が運転する車に乗ると、ぶつかるかもしれないという今までに感じなかった恐怖を新たに感じるようになる
自分で運転することなく、他人任せの頃はそんな恐怖を感じなかったのに、自分で運転をするようになって初めて感じる恐怖
自分で運転して初めて、道路状況や、他人の運転技術が見えてくるからこそ感じることができる危険
それは知識から得るもの
知識から入る危険
けれどもその危険は、体でひやっとする感じ
すでに本能で危険を感じている

自分で何かを操ることができないことに対する恐怖
それは何かが起きた時、自分で対処できないことに対する恐怖
すなわち危険を回避することができないことに対する恐怖

危険を察知する能力
それは本能なのか、知識なのか
ステレオタイプに分けることはできないものなのかな

明日以降の思索に続く

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