笑うという行為

笑うという行為
例えば、お笑い芸人を見て笑う行為と、好きなことをしているときに笑顔がこぼれる行為
同じ笑うでもこの2つには異質なものを感じる
見るという行為から得られる笑いかどうかという違いではない
例えば、名エンターテイナ―と呼ばれる者の行為を見ているときの笑顔は後者な気がする


どうして異質なものと感じるのだろう


お笑い芸人が好きで、見ているだけでうきうきするという積極的行為なら別だけれど
前者の暇を持て余してテレビを見ているときに、たまたま笑わされる行為
この行為には、感動の永続性がない
一瞬で終わる
それがまたいいという人もいる
一瞬で終わる楽しみ



これに対し、後者の場合、感動は持続する
おかしいことを見せてくれるから笑うのではなく、自分が望むものを見せてくれるから
自分がそうありたいと思うこと、そう感じたいと思うこと、そうやってみたいと思うこと
それらを実現しているから、それらを見せてくれるから
だからこそ嬉しくなって笑顔がこぼれる


言いかえれば、受動的な笑いと積極的な笑い
そういう分け方もできるのかもしれない


自分がお笑い芸人を見て楽しくないのは、自分が一瞬で終わる楽しみというものを求めていないからなのかなあ




この人の頭の中は理解を超える世界がある度   ☆☆☆☆☆
彼のアルバムに系統性があるようなないような度 ☆☆☆
規定にこだわらない自由がある度        ☆☆☆☆