食品の地域差とマーケティング

豆乳を飲んでいて、ちょっと驚いた

「有機大豆使用 調製豆乳というスジャータの豆乳が最近のお気に入りなのだか、パッケージが似ているので「家族の潤い 調製豆乳というのを買って飲んでみた


味は全く異なるものだった


めいらく」のHPを見てみたら成分は違っていた
違うものなので、味が違うのは当然だ

有機大豆を使っているかどうかの点も異なるし

同じ調製豆乳なのに味を変えたのは、マーケティングと言われた
なるほど


驚いたのは、その先だ


この「家族の潤い 調製豆乳なるもの
HPによれば、中部以西と関東以北で、成分が違う


パッケージは同じだけれど
きっと味は違う


関西と関東のうどんの好みが異なるために、カップうどんの「どん兵衛」が、両地で味を変えているのは有名だ


でも豆乳もなのか?

気温や湿度が違うから、保存が違うというのならわかるけれど
そうでもないみたいだし


気付かなくても全く困ることのない問題
めいらくに問い合わせれば答えはすぐ出る
おそらく解答は、ああそうなのですかという単純な理由だと思う

原材料の仕入れ先と製造工場が近いかどうかみたいな


これもマーケティング


答えが知りたいわけではない


気になるのは、与えられた物に対し
気付かなければそのまま同じものをみんなが飲んでいると思い込んでしまうことだ

「家族の潤い 調製豆乳のパッケージを見渡しても、中部以西と関東以北とは印字されていない


たいして味も変わらないと思うし、わざわざ違いを記さなければならないものでもないけれど
マーケティングによって、消費者がその違いがあることに気付かないのがちょっとだけ寂しい

与えられた情報をそのまま受け取ることで、情報を表示する側は「違いはありません」などという表示はしていないのに、自分で勝手に「みんな同じだ」と思い込んでしまう

それで誰が迷惑を被るといった類のものでもないので、どうでもいいと言えばどうでもいいという人が多いと思う

ただ「みんな同じだ」と、何の疑問も持たずに思い込んでしまう自分が、ちょっとだけ嫌だった





Little Walterも喜んでる度       ☆☆☆☆
音楽はメロディーではなくリズムだ度  ☆☆☆☆
リズムは腰で感じるのだ度        ☆☆☆