時計

腕時計の機能
それは時間を伝えること

立体的な腕時計があれば面白いのだけれど実用的ではない

実用的には平面
平面な時計という限られたデザインの中で、どれだけのアートを感じられるか


もう20年以上前から探している時計がある



飛行機、電車、バス等、街中の交通手段には、すべて時刻表があり、基本的にそれで動いている
それらを使って移動するならば、当然、生活スタイルもその時刻に合わせて動くことになる
時間が正確なことは便利だ

でもその正確さを必要としないときもある
だいたいが分かればそれでいいときもある
何分はおろか、何時なのかだって、だいたいでいい
そんなときもある


シンプルなものは美しい


短針の先っぽに当る部分のみが光る
それだけあれば、だいたい何時なのかはわかる

不要なものを極限まで削減し、時計として最低限必要なもののみを残すとこうなるはずだ

これに近いシンプルなものは見たことがあるけれど、ここまでシンプルなものはまだ見たことがない
構造的に複雑なものではないので、作ろうと思えばすぐできると思う
でも売っていない
需要がないんだなきっと


毎日の生活の中で、時計を一度も見ないことは少ないと思う
何かしらの共同生活の中で暮らしているのであれば、当然と言えば当然だ


でも、たまには時計に縛られない、そんな心のゆとりも必要だと思う


太陽は東から昇るのではない
昇る方向を東と決めただけ


時間も同じだ


時間
それはもともとあるわけではない
それは人間が生活の便利から作り出した機能概念

地球が一周するのを24分割しただけの機能概念


人が生活の便利に決めただけ


便利に感じない時があるならば
何もそれに従う必要性はないのだ


無意識に、それに縛られているとしたならば
意識して変えることにより、そこに自由が生まれると思う



出ませんこのさびの高音度  ☆☆☆☆
ちょっぴり哲学度        ☆☆☆☆
澄みきった透明度       ☆☆☆☆☆