新聞②

①紙の新聞がつまらないため、購読しない

②紙の新聞は読みたいが、その興味と購読料の価格のつり合いがとれないので購読していない

③紙の新聞は、否定も肯定もしないニュートラルだが、Web版の新聞の方を読みたい

④どちらもお金を払ってまで読む気がしない

⑤そもそも無料でも読まない


さて、<①紙の新聞がつまらないため、購読しない>の場合はどうか

小説ではないのだし、面白いかどうかという視点で新聞を読む人は少ないと思う
新聞社ごとに主張もあるから、各社のカラーに合わせた文体の差はある
そのカラーが好きかどうかの違いで好みが分かれる程度かな

つまらないと思う人もいると思う
でもそれは、新聞に書かれた記事のせいであって、新聞が紙であるかWebであるかの違いによるのではないのではないかな
書かれた記事に関して、興味があるかないかの違い


自分が生まれた日付の新聞を図書館の書庫から出してもらって読んだことがある
昭和45年の新聞
今とたいしてかわらないと思う
ということは、当時も今も、購読者の新聞の記事に対する需要と供給はたいして変わっていないということ

もっと昔の昭和初期の新聞も見てみたこともある
そのころは、海外情勢や経済情勢とは今と異なるので、それらの関係の記事は少なかったけれど、そんなに変わるものではなかった
受験を苦に父親の首を絞めたという記事が載っていて、昔もそういうのはあったのだなと驚いた程度

今の新聞と昔の新聞を比べても、たいして内容が変わらないのだから、
つまらないから読まないというのは記事による変化ではないということになる

新聞購読者数減少の理由は、昔から積極的に紙で読みたかった人が実はたいしていなかっただけであって、読んでいたのは他に手段がなかっただけ
もしくは読み手の側が、昔ほど情報取得に関心がなくなってきたということ


まあ、情報を得るだけなら、手段はなんでもよいわけだし、情報が氾濫し、TVもWebもある時代だから、自分の興味のある対象事項も、昔に比べ極端に選択肢が広まり、興味のない情報もその分あふれることになる

情報が増えれば、自分に必要な情報に出会うチャンスは必然的に反比例する

その意味では、それがいいか悪いかは別として、紙の新聞がおもしろくないからと感じる人が多く出てくるのもわからないではない




息ぴったり度      ☆☆☆☆
20年前と変わらない度 ☆☆
動かなくてもダンス度  ☆☆☆