客観的な色

客観的な色
以前それを考えた

客観的な明るさ
それがないとしたら、客観的な色もないはず


アラジンの魔法のランプがなくても、砂漠の真ん中で、真昼間から一瞬で暗闇をつくることができるか
簡単さ
目をつぶればいい
結論を知れば、ふざけるなと誰しも思う
けれども真面目な話
コロンブスの卵と同じ


人が目を開けて、光を認識して初めて明るさは意味を持つ
目を閉じて、光を意識しなければ、明るさに意味はない
意識して初めて明るさは人にとって意味をもち、そして存在する


客観的な明るさなど意味の無いもの
明るさ、それは見る人にとっての主観的なものにすぎない
そう思う

客観的な明るさがないとしたら、それに伴う色だって客観的なものはないはず


色、それはそれ自体に意味のないもの
人が認識して初めて意味をなすもの


目の前にある赤いリンゴ
それはそこに赤いリンゴがあると認識するからこそ存在する
逆にいえば、認識しないならば、そこに赤いリンゴは存在しない
目の前に置かれたリンゴは、赤いリンゴではなくなるのだ


議論のために議論する曲学阿世を言っているのではない


客観的な明るさというものが存在しないならば、目の前に置かれた赤いリンゴはあくまでも主観的なものでしかないと思うのだ


人間の数万倍の嗅覚を持つと言われる犬
それは、人に判断できない匂いを区別できる
人間が聞くことができない高域の音
それを犬は区別することができる
それらは、すべて客観的に存在するものだけれど、人間が認識できないだけ


鳥は人間の何百倍もの視力を持つ
人間には認識できないものも鳥は見ることができる


嗅覚、聴覚、視力
これらすべて客観的には存在するものでも、人間には認識できないものがある
それは人間にとっては、存在しないも同じ
けれども客観的には存在する


客観的に存在するけれど、人間が気付かないだけともいえる
けれどもそれを言っても意味のないこと
人間が気付かないものを人間が議論してもそれこそ曲学阿世
人間にとって、それはないものと同じ


シマウマの白黒が迷彩色になるように、動物にはカラーで物をみることができないものもいる
彼らにとっては、赤いリンゴは、赤ではない
しかし、赤いリンゴはそこにある


それでもリンゴは赤い色で客観的に存在しているといえるのか


客観的な色
色とは何なのか
明日以降の思索に続く



シャドウズのギターがうっとり度 ☆☆☆☆
ボーカルは、おまけかな度    ☆☆☆
いやいや名曲ですから度     ☆☆☆☆