子供が高い所に上る理由

子供は高い所に上りたがる
例えば塀などの細いスペースに上ってしまう
自分は今でもそうだけど…


どうして高いところに上りたがるのだろう
ちょっとした塀に上ったところで、たいして景色は変わらない
なのであれば、高い場所からの景色が見たいわけではないと思う


塀に上って、両手を伸ばしてバランスをとりながら、ゆらゆら揺れて
こわごわと足を前に踏み出す
スリルが欲しいのかな?
それもあるのかもしれないけれど、スリルを感じないほどの数センチの段差でも、ついつい上ってしまう


だとすればスリルだけではない何かがあるはず


靴一足分しかない細い道を、交互にまっすぐに足を踏み出す
それはバランスをとっている行為
バランスを取る行為
それが面白いのかもしれない


バランスをとる行為
何かを確かめながら前に進む
感じながら前に進む
次はどこに足を踏み出そうかと考えながら前に進む
両手をいっぱいに広げて


何も考えずただ歩くのではなく
バランスをとるという積極的行為がある
自分自身を無意識に振り返って何かを確認している
その確認に自分でも気付かない楽しさ
そういったものを無意識に感じているのかなぁ




おっちゃん、まだ現役だったのか度   ☆☆☆☆
ジャズだけにとどまらない広さがある度 ☆☆☆
ディランもびっくり度         ☆☆☆☆