選挙

正直なところ、さほど選挙には興味がない
ないのではあるけれど、国民である以上、その代表者が自分にとって何らかのメリットが出る法律を議決するならば、その代表者を選ぶ選挙という行為は、義務であると思う
逆に、自分にとってデメリットが出るものならば、選挙は権利であると思う


権利でもある義務でもある選挙行為
なので、20歳を過ぎてから、一度も欠かすことなく選挙には入っている


投票開始は7時からだ
おそらく全国的に同じ

選挙の公正を保つため、係の人は電波時計で時刻を図っている
7時になると、係の人が鈴を持って1分位歩きながら開始時間になったことを知らせる
♪チャリンチャリン
別に誰がいるわけでもないく、それはただの儀式にすぎない

ときを迎えると、葉書を渡して投票用紙をもらい、名前を書き入れ、それを投票箱に入れることになる
このとき投票箱は、ラーメン屋さんの出前の箱のように、がっぽり縦に開いていて中が丸見えになっている
一番最初の投票者は、まだ投票箱の中に何も入っていないことを確認させられる
「中身がカラであることの確認をお願いいたします」
そう係の人に告げられると、んなのは、見りゃあわかるよいいから早くトイレに行かせてと思っても、そこはおとなしく「はい」と首を振る

その確認が終わると、係の人は、蓋を閉めて、鍵をかける
南京錠のような、その鍵は、いざというときのために2つかけられる
でもちゃちいんだこれが

投票が終わると、確かに確認しましたという意味で、住所と名前を形ばかりの確認用紙に記入させられる
安っぽい再生紙なのはえらいぞ
これらの確認作業
ただの形式的な行為


けれども、最高裁判所の裁判官の国民審査、毎年6月恒例の会社の株主総会NHKの予算審議等と同様に、形骸化してはいても、制度としてなくてはならない大切なもの


いつの日か、インターネット投票などができる日がくるのかもしれない
ボタンを押すだけで投票できるのは便利だ
ハンディキャップをしょっていて移動が困難な人や、仕事が忙しく不在投票さえも行くことができない人、子供の世話でそれどころじゃないわよという人、せっかくの日曜日なんだから遊びに行こうという人など、様々な理由で投票に行くことができない人が投票できるようになる
便利であることは気軽でもあるということ
気軽に通販感覚で、んもぉ適当でこの人でいいやポチっとなってくるかもしれない
そうなると投票率はぐっと上がるけれど、良いのか悪いのか難しい

政治状況が不安定な国ならいざしらず、投票率が9割を超えるなんて状態になることは果たして理想なのか
理想は、政治にさほどピリピリして注意を向けず関心がなくてもみんなが安心して暮らせる国がいいと思う
かといって、投票率が低すぎると問題だし

7割〜8割位が理想なのかなぁ

いつの日かくるかもしれないインターネット投票
そのときは、公正を示すという意味での投票箱の確認作業はどうなるのだろう




典型的な80代サウンドだ度       ☆☆☆☆
一発屋に近かった度           ☆☆☆
まじめな目つきがちょい恥ずかしいかも度 ☆☆☆