フレームと完成車

読んでいるショップのブログによると、なんでもTREK2010年モデルのmadoneは、フレーム販売を中止だとか
生産が間に合わず、完成車にすべて回すそうな
そんなに売れているのですか

そのブログによれば、フレーム購入を希望するのは、世界でも日本が圧倒的なのだとか

他の国は、完成車を買っている人が多いということ

2台目、3台目を考えるとき、フレームで購入する方が、好みのパーツをつけやすい
だからフレーム購入に人気があるのもよくわかる
てっきり、合理的なアメリカ人などは、フレーム購入が多いのかと思っていた

以前トヨタのクラウンを購入希望のアメリカ人のお客さんが、自分はラジオは聞かないから、取り外して、その分安くしろと、ディーラーの人を困らせていたことがあるという話を思い出した

クラウンを新車で買うような人は、そういう細かいことにこだわらず、<とりあえずサービスてんこ盛り、全部つけておきました>というものを買っていく人が多いのかと思っていたから、びっくりしたのを覚えている


そのイメージが残っていたので、てっきりアメリカでは日本以上にフレーム販売が多いのかと思っていたのだ

フレームを買ってカスタマイズする楽しみ
こういう楽しみ方をするのは日本人が多いということになる


組み上げるのはショップに任せたり、自分でやったりと、いろいろあるけれど
オリジナルを組む楽しみ自体は変わらない
その楽しみを持っているのは日本人が一番多いということなのだろうか

確かにフレームで購入する方が、完成車で購入するより、部品代は高くはなる
それでも、乗っていれば、好きなものにいろいろ換えていくことが多いのだから、結果的にフレーム購入の方が安くなることもある


他の国の人が、値段が安いから完成車を買うのか、カスタマイズを気にしないから買うのか、それはわからない


行ったことがないのでわからないけれど
アメリカ人の場合など、「乗れればいいんだよ、乗れれば。楽しく乗れればなんでもいいんだよ」
そんな感じで楽しんでいるような気もする

そういえば、以前Mavicの社員だかが、「日本は高級ホイールばかりが売れる
日本はプロレーサーばかりだ」と嫌味を言っていたというのを何かで読んだこともあった

Campagnolも、本国ではピラミッド型にしか売れていかないけれど、日本ではひょうたん型でミドルグレードがあまり売れないとか
よくそういう話を見かける


街中では、どこにいっても最新の自転車を見かけるのだけれど
外国の人が乗っている自転車を見ると、そんなに最新型ではないことが多い


趣味の世界だから、楽しみ方はそれぞれ

モノにこだわるのか
モノを媒介としてしかみていないのか

そこに違いがあるのかな


自分で作り上げる楽しみ
それは素晴らしいことだと思う
自分で何かを作り上げる楽しみがあると
モノにこだわるのは当然の成り行きといえると思う

たかが自転車のフレームなれど
そんなところに日本人の特徴が出ていたのはちょっとびっくり

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