スポーツ、運動についての雑感①

スポーツ、それは競技を意味する点で運動とは異なる
他人との競い合いが必須の要素となる


スポーツで勝つという意味
それは何を意味するのか
勝てば官軍、そういう言い回しもあるくらいだから、勝つことそれ自体に意義はある

でもそれは、すべてのスポーツに当てはまるとは思えない


例えば、プロスポーツ
それは観る人のために存在している
選手自分たちのためではない


プロスポーツを見て何を楽しむのか


ワールドカップ開催中、スペインの選手が「ドイツとの戦いは美しく勝つ」とコメントしたそうな
美しく勝つ、という発言が好きだ
エレガントで知的を感じる
美しく勝つということ
それは、最高の技を見せますと言う自信の表れ
決して、汗もかかず余裕をかまして勝つということを意味しないと思う
観ている人のための発言
観ている人を楽しませるプレーをするという宣言


ぼろぼろになって、結果的にたまたま勝てました
そういうプレーも、ときにはあるのだろうけれど、自分の好みではない
そういうプレーは、プレーする側の選手たちが満足することがあるけれど
見ている側には、あまり楽しめない
一所懸命にプレーして、技と技がぶつかり合い、華麗なプレーのしのぎあい
技量が互角であればあるほど、技は激突し、それは華麗なものが生まれる
技量が離れすぎていたら、華麗なプレーを観ることは少なくなりがち
技量の離れすぎているゲームを見ていて楽しくはないのは、そこに理由があるのだと自分は思う
華麗なるプレー
それをより美しく見せてくれるのは、相手が同じくらいの技量を持っているときだけ
だからこそ僅差のプレーは見ていて面白い


プロスポーツ
勝てばファンは嬉しい
けれども嬉しいのは、技を見せてくれたからだ思う
技もなく、たまたま勝っても自分は満足はできない


その意味で、勝つことだけが、プロスポーツの意義ではないと思う

スポーツの、運動についての雑感、明日以降の思索へ続く



歌い手によってまったくイメージ違うよな度 ☆☆☆☆
笑顔のブルームーンもありだぜよ度     ☆☆☆☆☆
若かりし頃の動きは控えめ度        ☆☆☆