自転車好きなのはなぜなのだろう ②

自転車好きなのはなぜなのだろう

確かに景色が動くことでいつもと違う何らかの感覚を覚える

それが無意識に理性ではない自分の本能を見つめ直すことができる

そこに魅力がある

 

ではたくさん景色が変われば良いのか

飛行機や新幹線

これらは普段の日常生活で体験することのできないスピードで景色が動いてゆく

確かに飛行機や新幹線はウキウキする

けれども自転車と比較すると、自転車の方が自然な感覚が生まれる

無理のない感覚

背伸びをしない本能

見慣れた風景から生まれるちょとだけ見慣れない感覚

頭の回転が流れる風景にちょうど一致する

機械でなく、人の力で進むことで、自分の力で景色を変えていく

そこには思考回路のスピードコントロールが根底にある

歩きよりもちょっとだけ多くの風景を見ることができる

歩きよりもとっても速くすることも、歩きとほとんど変わらないスピードにすることも

そんなスピードコントロールの自由がある

風景を自分の意思で動かすことで自分が気づかない内面の何かを浮かび出させる

 

移動している時、疲れていなくても、ぼーっと何も考えていないことが多いかもしれない

けれども、移動している時、何も感覚がないといことはまずない

目が脳に一定の情報を送り続けている以上、何かしらの感覚は常に存在していると思う

感じるかどうかは、それが表面化しているかどうかで違いがあるに過ぎないと思うのだ

本来、自らの意思でコントロールするものではない無意識の感覚的なもの

コントールできるのは理性だ

感覚はコントロールできない

このコントロールできない感覚を自転車のスピードがちょうど助けてくれる気がするのだ

ちょうど自分の頭の回転のスピードが自転車の生み出す風景の移動速度と一致している気がするのだ

だからこそ自転車に乗っていることが好きなのだと思う

そう「自転車に乗る」ことが好きなのではなくて「自転車に乗っている」ことが好きなのだ

乗り続けることで自分の感覚について椅子に座った日常生活と異なる様々な感覚を生み出してくれる

いや自分の意思で生み出していくような錯覚に陥る

そんなドロップが好きなのかもしれない

自転車に乗ることで普段気づかない自分の本能を少し体感することができる

そんな日常の中の非日常を楽しんでいるのかもしれない 

 

 

今日の1枚

 

小い頃に遊園地で乗ったゴーカートは楽しかった

あの楽しさは忘れられない

リカンベントトライクの乗り味は、あのゴーカートに似ている

車高が低いため、スピード感が倍増する

疲れたらサドルの上でそのままおにぎりを食べることもできる

3輪だから止まっていても転倒がないから

これで街中をのんびり散歩するのがとても楽しい

歩いている時より低い視線で街中を眺めると、普段気づかなかった風景が目に入る

見慣れた普段の街の再発見を数多く体験できる

夏はアスファルトの照り返しが暑いけれど。。。

 

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